旅行初心者がゆく 旅ぶろぐ

鉄道旅行を中心に旅行の記録を載せます。 不定期更新(主に休日に投稿します)。

【近鉄】吉野駅の紹介 さくらライナーで行く 吉野 林業の街(2)

吉野駅から林業の町へ

吉野駅さくらライナー

前回は大阪阿部野橋からさくらライナーに初乗車して吉野駅までやってきました。

前回はこちら↓

kintetsu-tabi.hatenablog.com

さくらライナーをお見送り

さくらライナーはすぐに大阪阿部野橋に向けて再び出発します。改めてすごい加速力です。

吉野駅

吉野駅は岩崎平太郎という大正~昭和初期に奈良県で活躍した近代和風建築家によって設計されました。西洋の近代建築と伝統的な和風建築が合わさった駅です。

吉野駅ホーム

開放感のある屋根

屋根はハウトラスのアーチ状の骨組み。鉄骨剥き出しなのが逆に美しいですね。

イスラム風の壁面

改札側を見るとイスラム風の壁面となっていますが、これがアーチ状の屋根の骨組みにマッチしていて違和感がありません。

 

記念スタンプを押す

吉野駅は記念スタンプが駅務室の外、改札の横(改札内)に設置されています。

吉野駅 駅スタンプ

それでは改札外に出ましょう。

木造に漆喰塗りの駅舎内

吉野駅駅舎

吉野駅駅舎 外観

ホームの近代建築の感じとは打って変わって、外から見ると木造に漆喰塗りの和風建築で、周囲の風景になじんでいます。

駅前の広場

駅前には土産物屋さんや茶店が並んでいます。桜の季節は1週間後くらいなのでまだ観光客の姿はまばらです。今回は桜を目的に来たわけではないのですが、何か食べてみましょう。

なにか食べましょう

吉野三色ソフト

こちら近藤商店「吉野三色ソフト」(400円)。桜・雲景色・若葉をイメージした、さくら・バニラ・よもぎのソフトクリームです。これがコーンの下までたっぷり入っていて満足度が高い!

吉野ロープウェイ吉野山旅客索道

吉野山へはロープウェイが運行しています。吉野ロープウェイは現存する日本最古のロープウェイで、機械遺産に認定されています。今回は乗りません。また改めて吉野観光はしてみたいのでその際に。

桜ポスト

2020年春に吉野町観光案内所が吉野駅前に移転したときに桜の丸ポストができました。

 

再び改札内

駅前を一通り見て回ったので駅に戻りました。

特急16010系

ホームにとまっていたのは16010系特急。16010系は16000系の増備車として2両編成1本だけ1981年に製造されました。16000系よりサニーカーに近い見た目となり、行先表示幕も取り付けられました。この編成しかないので見れてラッキーです(でもこの日の帰り、橿原神宮前でもう一度見た)。

16000系と16010系との違い

16010系車内

車内はシンプルですが内装の更新なども行われており、そこまで古さは感じません。サニーカーと同じような座席が並んでいます。

 

青の交響曲が入ってきた

と、そこに明らかに異色な列車が入ってきました。南大阪線吉野線の看板観光特急、青の交響曲(シンフォニー)です。間近に見るのは初めてです。

観光特急 青の交響曲

近鉄お得意の魔改造によって一般車両から人気観光特急に生まれ変わりました。人気はデビューから少し経った今でも高く、特に桜シーズンはかなりの激戦となり発売開始直後に満席となることがあります。

今日は桜のシーズンにしては少し早いのにそこそこの人数が降りてきました。

エンブレムと排障器が豪華な感じ

クラシカルな外装 

濃紺の車体が沿線の緑と調和するようにできています。本当に元は普通車だったのか疑いたくなります。まだ乗ったことがないので、今度吉野に来る時にでも乗りたい。

 

全国的に数を減らしたソラリー式の発車標

吉野駅には全国的に数を減らしたソラリー式の発車標(反転フラップ式案内表示機、通称 パタパタ式、ベストテン式)があります。近鉄にはパタパタが残っている駅が結構ありますが、大きいのは珍しいです。

 

6200系 これが青の交響曲種車となった系列


今から吉野駅を出発して、吉野川を渡り大和上市駅に行きます。と普通車に乗り込もうと見てみると、これこそが青の交響曲の元となった6200系です。しかもトップナンバー。6200系の一番最後に製造された編成が青の交響曲に改造されました。

 

座っていたところから見えた景色 単線のいい雰囲気

 

吉野駅を発車。4両編成ですが、ガラガラで車内は私のほかに2人程座っているだけでした。大和上市には吉野川を渡るとすぐに着きます。

この時吉野川を渡った時の写真を誤って消去してしまいました。残念。

次回は大和上市駅に着いたところから始め、吉野神宮駅まで吉野川沿いの林業の町を散策します!

 

次回はこちら↓

kintetsu-tabi.hatenablog.com